君の名は。海外のレビュー、アメリカでも受け入れられるのか

新海誠監督作品『君の名は。』が日本公開から遅れること約8ヶ月、4月7日ついに北米でも公開が始まった模様です。

ここでは海外の映画レビューサイト rottentomatoes.com に寄せられているレビューを見ていこうと思います。

海外でもやっぱり高評価

前述のレビューサイトには4月8日時点で約4000ものレビューが寄せられており、平均して 4.6/5 という高い評価を受けています。観客の94%が好意的な評価をしています。カナダとアメリカでは公開したばかりなので、このレビューは先に公開していた国(イギリスやオーストラリアなど)の人が書いたものです。

amazing!

awesome!

wonderful!

beautiful! 

という単語が高い確率で出てきます。こんな言い方をしたら元も子もないかもしれませんが、高評価のレビューコメントはどれも似通っていて、読んでいてもそれほど新たな視点を得ることはできません。でもみんなこの映画が大好きなんだなと、愛を感じます。

でも中には低評価も

レビューはあくまで個人の感想なのでやっぱり低評価もあります。かくいう僕も星 2.5 ~ 3 といったところ。注)僕は新海誠監督作品は全部見てますが、『秒速5センチメートル』の方が断然好きです。

いかんせん観客の94%が満足してるので低評価コメントがなかなかありませんでしたが、数件書きます。

  • 星2。とても高い評価を得ていたから期待して行ったけどがっかりだ。今の所マコトの作品で一番のダメ映画だと思う。結末がハッピーエンドではなく悲劇的な終わり方だったらパーフェクトだったのに。
  • 星1。数年前「秒速5センチメートル」を見ようとしたわ。でも5分間も見ていられなかった。数日前、君の名を見たの、だって誰もがオスカーにふさわしいと絶賛していたんですもの。でも最初の30分はあまりに退屈で眠りに落ちそうだった。過度に感傷的なシーンや陳腐な歌詞の歌には耐えられなかった。私はもっと、日本のわびさびや静けさに触れたかったわ。
  • 星3。まぁアニメだから。

あまりに高すぎる評価を事前に聞いていた分、がっかりしてしまうというパターンのようです。

全米興行収入の歴代トップを塗り替えるか

興行収入が日本だけで248億円となっている本作。アメリカでもこの勢いが続くのか注目が集まるところです。

アメリカで公開された邦画の興行収入ランキングを見てみると、トップ10のうち9作がアニメ。(2013年3月まとめ)

  • 10位 Shall we ダンス? (1997年) 950万ドル
  • 9位 デジモンアドベンチャー (2000年) 963万ドル
  • 8位 ゴジラ2000 ミレニアム (1999年) 1003万ドル
  • 7位 千と千尋の神隠し (2002年) 1006万ドル
  • 6位 崖の上のポニョ (2009年) 1505万ドル
  • 5位 ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI (2001年) 1705万ドル
  • 4位 借りぐらしのアリエッティ (2012年) 1919万ドル
  • 3位 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド (2004年) 1977万ドル
  • 2位 ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕 (2000年) 4376万ドル
  • 1位 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 (1999年) 8574万ドル

出展:mateme.navar.jp

私たちが思っている以上に、アメリカ人もアニメを見るようだ。というか、このランキングを見る限り日本映画=アニメと言っても否定できない。

君の名は。Your Name. がヒットする土壌はすでに用意されている、今後の展開に注目です!

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