このサイトでも多数記事にさせて頂いている映画『シン・ゴジラ』が第40回日本アカデミー賞の優秀作品賞を受賞!その他多く賞を受賞しているので、その他の受賞作品とともにまとめます!(順番は五十音順)
まずは確認。
選考基準 → その年度に東京地区で原則として1日3回以上上映した新作で、2週間以上継続して公開された40分以上の作品。
去年(第39回)の受賞作品、受賞者は次の通り。
- 最優秀作品賞「海街diary」
- 最優秀主演男優賞 二宮和也「母と暮らせば」
- 最優秀主演女優賞 安藤サクラ「百円の恋」
- 最優秀助演男優賞 本木雅弘「日本のいちばん長い日」
- 最優秀助演女優賞 黒木華「母と暮らせば」
優秀作品賞
- 「怒り」
- 「家族はつらいよ」
- 「シン・ゴジラ」
- 「湯を沸かすほどの熱い愛」
- 「64-ロクヨン-前編」
サスペンスやコメディ、ヒューマンドラマがバランスよく受賞している印象。妻夫木聡さんは男優賞こそ受賞していないものの「怒り」にも「家族はつらいよ」にも出演しており存在感ありますね。あれだけの大旋風を巻き起こした「君の名は。」は受賞ならず。そして「シン・ゴジラ」!インパクトと知名度で言ったらどの作品にも負けてない!
優秀監督賞
- 庵野秀明・樋口真嗣 「シン・ゴジラ」
- 新海誠 「君の名は。」
- 瀬々敬久 「64-ロクヨン-前編」
- 中野量太 「湯を沸かすほどの熱い愛」
- 李相日 「怒り」
優秀作品賞とかぶってくるのは必然。興行収入が200億円を突破という途方もない記録を打ち立てた「君の名は。」の新海誠監督は当然の受賞。「シン・ゴジラ」は総監督と監督ということで2名が受賞。樋口監督は第36回アカデミー賞でも「のぼうの城」で優秀監督賞を受賞しています。
優秀主演男優賞
- 綾野剛 「日本で一番悪い奴ら」
- 岡田准一 「海賊とよばれた男」
- 佐藤浩市 「64-ロクヨン-前編」
- 長谷川博己 「シン・ゴジラ」
- 松山ケンイチ 「聖の青春」
第38回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞「永遠の0」と最優秀助演男優賞 「蜩ノ記」を受賞した岡田准一さんが再び最優秀をとるのか。何度も受賞歴のある佐藤浩市さんがとるのか。しかしここは、われらが内閣副官房長官の矢口蘭堂、長谷川博己さんにぜひ最優秀をとってほしい!
長谷川博己さんに関しては、過去に最近の出演作品のまとめと勝手に実力について考察してました。
優秀助演女優賞
- 石原さとみ 「シン・ゴジラ」
- 市川実日子 「シン・ゴジラ」
- 杉咲花 「湯を沸かすほどの熱い愛」
- 広瀬すず 「怒り」
- 宮崎あおい 「バースデーカード」
喜ばしことに巨災対のアイドル環境省若手官僚、尾頭課長補佐の市川実日子さんが受賞!そして、「betterな選択」や「ここからはpersonal service!」という英語交じりの激しくなまったセリフが話題となった石原さとみさんも受賞!
優秀音楽賞
- コトリンゴ 「この世界の片隅に」
- 鷲巣詩郎 「シン・ゴジラ」
- 佐藤直紀 「海賊とよばれた男」
- 村松祟継 「64-ロクヨン-前編」
- RADWIMPS 「君の名は。」
テレビ、ラジオ、街角で聞かない日はなかったといっても過言ではないRADWIMPSの「前前前世」。それ以外でも劇中で使われた曲すべてを手掛けた彼らが堂々の受賞。そしてエヴァンゲリオンでも庵野監督とタッグを組んだ鷲巣詩郎さんが受賞!ゴジラ第二形態が蒲田に上陸したシーンや、第四形態のゴジラが初めて都心で放射熱を吐き出すシーンで流れていた悲壮感漂う音楽はゴジラのオリジナルテーマに負けてません。
優秀撮影賞
- 笠松則通 「怒り」
- 斉藤幸一 「64-ロクヨン-前編」
- 柴崎幸三 「海賊とよばれた男」
- 近森眞史 「家族はつらいよ」
- 山田康介 「シン・ゴジラ」
優秀照明賞
- 中村裕樹 「怒り」
- 豊見山明長 「64-ロクヨン-前編」
- 上田なりゆき 「海賊とよばれた男」
- 渡邊幸一 「家族はつらいよ」
- 川邉隆之 「シン・ゴジラ」
優秀美術賞
- 磯見俊裕 「64-ロクヨン-前編」
- 倉田智子 「家族はつらいよ」
- 都築雄二・坂原文子 「怒り」
- 新田隆之 「殿、利息でござる!」
- 林田裕至・佐久嶋依里 「シン・ゴジラ」
優秀録音賞
- 岸田和美 「家族はつらいよ」
- 白取貢 「怒り」
- 高田伸也 「64-ロクヨン-前編」
- 中村淳・山田陽 「シン・ゴジラ」
- 藤本賢一 「海賊とよばれた男」
優秀編集賞
- 庵野秀明・佐藤敦紀 「シン・ゴジラ」
- 石井巌 「家族はつらいよ」
- 今井剛 「怒り」
- 早野亮 「64-ロクヨン-前編」
- 宮島竜治 「海賊とよばれた男」
素晴らしい映画が撮れるのは陰で支えてくれる美術や撮影技術のスタッフさんがあってのこと。「シン・ゴジラ」は撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞、編集賞と総なめにしています!
シン・ゴジラの躍進はどこまでいくのか、期待と興奮の最優秀作品賞などは3月3日(金)に発表されます。
(以下追記)
シン・ゴジラが最優秀賞受賞7冠を達成!すごい!