国際学力テスト【数学的リテラシー】例題、あなたは解ける?

PISAとは Programme for International Student Assessment の略で15歳を対象に約70ヵ国が参加している学習到達度テストのことを指します。2015年に行われた試験ではPISAで問われる科学的リテラシー、数学的リテラシー、読解力のうち、読解力がやや落ち込んだというニュースがありました。ここでは数学的リテラシーの例題を紹介します。科学的リテラシーの例題はこちら。

数学的リテラシー例題

2012年に行われたPISAで実際に出題された問題を国立教育政策研究所から抜粋します。回答は筆者の見解です、15歳対象の問題なので間違えるわけにはいかないですが(汗)、間違っていたらコメントお願いします!

帆船問題

帆船1

解答)帆を揚げたとき、風速はデッキ上と比べて25%早くなるということなので、
たこのような帆に吹き込む風の速さ = デッキ上の速度 X 1.25 となり、 24 km/h X 1.25 = 30 km/h (選択肢 D)

帆船2

解答) 定理の名前は忘れましたが直角三角形なので a^2+b^2=c^s(cは最も長い辺:この問題の場合はロープの長さ)が成り立ちます。また45°となっていることからこの三角形は二等辺三角形なので、150^2 + 150^2 = (ロープの長さ)^2 となりロープの長さ = 212m (選択肢 B)

帆船3

解答) 帆を付けるとディーゼル燃料の消費を約20%削減できることから、年間削減できるディーゼル燃料は 3,500,000 X 0.2 = 700,000リットル、値段にすると 294,000ゼット (700,000 X 0.42)。1年間で294,000ゼットうく。帆の費用は2,500,000ゼットなので、この費用をういたお金でまかなうには 2,500,000 ÷ 294,000 = 8.503…、よっておよそ8.5年。

点滴問題

点滴0 点滴1

解答) 滴下速度Dは2分の1になる。

点滴2

解答) 点滴量v = D × 60n / d = 50 X 60 X 3 / 25 = 360 ml

2012年は他にも回転ドアを題材とした角度の問題が出題されています。普通のテストとは出題のされ方にバラエティがあって面白いですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

トップへ戻る