12月1日より、22種類だった洗濯記号が約2倍の41種類に増えます。国際的な基準に日本が歩み寄ったもののようですが、いきなり倍になるのはちょっとわけが分からくなりそうですよね。きちんと洗濯できるように新しい記号をチェックしていきましょう!
基本の5つ
アイロンは今までと同じような形ですが、漂白は三角、感想は四角、ドライは丸になります。ひとつずつ見ていきます。
家庭洗濯は温度と強さに注意
数字は洗濯液の上限の温度。「95」の場合は、「95℃以下ならば衣類に損傷をおこさない」という意味になります。アンダーバーが1本は「弱く」、2本は「非常に弱く」です。洗濯ネット使用や中性洗剤使用など記号だけでは伝えられない情報は、簡単な言葉で記号の近くに記載されます。
こちらは「手洗い」と「家庭での洗濯禁止」を意味しています。なお、手洗いの場合は洗濯液の上限温度は40℃。
漂白は三角
左から
- 塩素系と酸素系の漂白剤が使用できる
- 酸素系はOK、塩素系はダメ
- どちらの漂白剤もダメ
これは前の方が断然分かりやすかった気がします。ちなみに現在の記号はこちらです。
もうすぐなくなる今現在の漂白剤記号
乾燥は四角
四角の中に丸があるのはタンブル乾燥。左から
- 低い温度でのタンブル乾燥処理ができる(排気温度上限60℃)
- タンブル乾燥処理できる(排気温度上限80℃)
- タンブル乾燥禁止
こちらは自然乾燥。左から
- つり干しが良い
- ぬれつり干しがよい
- 平干しがよい
- ぬれ平干しがよい
下段の斜め線は陰干しの意味です。
アイロン記号
ぱっと見アイロンなので分かりやすいですが、点の数に注意です。左から
- 底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる
- 底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる
- 底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる
- アイロン仕上げ禁止
ドライクリーニング
PとFは洗剤の種類なのでクリーニング屋さんが判断してくれます。ここではバツのついている「ドライクリーニング禁止」のマークだけ覚えておきましょう。
ウェットクリーニング
ウェットクリーニングはクリーニング屋さんが行う特殊な洗濯です。覚える必要はないでしょう。
洗濯機でよく使う機能は「おまかせ」「手洗い」「スピーディー」、記号までいちいち確認しない人も多いかと思いますが、この機会にちょっとこだわってみるのもいいかもしれませんね。
以上41種類の新しい洗濯表示でした!