宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃(しんもえ)岳(1421メートル)が11日午前5時34分ごろに噴火し、気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。噴火は2011年から約6年ぶりとのことです。
日本は火山列島であり、噴火警戒レベルとは何なのか、そもそも日本にはどれくらいの火山があるのか、知っておくといざという時に役に立つかもしれません。
と言うことで、今回は日本の火山と噴火レベルの中身をまとめます。
霧島連山ってどこ
鹿児島、宮崎、熊本の県境には霧島連山という、文字通りいくつもの山が連なった山岳地帯が存在します。昨年12月には、連山のもっとも北に位置する硫黄山の噴火警戒レベルが2に引き上がりました。(今年1月に警報は解除されましたが、5月に再びレベル2となりました。)
今回、警戒レベルが3に引き上げられたのは連山の中でも中央に位置する新燃岳。以下の地図でオレンジ色(レベル3)になっているところです。
出典 気象庁
噴火警戒レベル
噴火警戒レベルを見てみましょう。
レベル2までなら火山の近くに住んでいる方でも火口周辺近づかなければ大丈夫でしょう。レベル3になると入山規制がかかります。
日本にはたくさんの火山がありますが、噴火警戒レベルが2以上の山は九州地域に集中していることがわかります。なお、本州のど真ん中に見える黄色の山は浅間山です。
日本の火山
過去約1万年以内に噴火した、あるいは、現在噴気活動が活発な火山です。名前に星マークがついている山は、気象庁が常時観測・監視している山で計50火山あります。1万年前というとちょっと想像つきませんが、氷河期が終わり旧石器時代から縄文時代くらいのイメージでいいかと思います。
四国、近畿地方を除いて全国的に火山が点在していることがわかります。