「パスポートは旧姓のままでも旅行に行ける」というのは確かにそうですが、旅券法第10条では、パスポートの記載事項に変更があった場合、遅滞なく変更または新規発行の手続きをするよう定められています。旧姓で行けるとしても新姓にすること、これは大原則です。
まぁそうは言っても、結婚(入籍)直後に新婚旅行などに出かけるため、パスポートは旧姓のまま渡航する、という人もいると思います。
結論から言ってしまうと、レンタカーはできます。
状況はこんな感じ。
- パスポートは旧姓
- クレジットカードは新姓
- 日本の運転免許証は新姓
- (国際)運転免許証は新姓
パスポートだけが旧姓って感じですね。飛行機の手配とESTAを旧姓で手配済みだったので、パスポートを新調するという選択肢はありませんでした。ここでは実際に旧姓パスポートのままハワイに出かけ経験した問題、対処した方法を書いていきます。
ハワイでレンタカー 新姓運転免許証 X 旧姓パスポート
ハワイにはレンタカー会社がいくつかありますが、僕が利用したのは Alamo です。会社によって違うかもしれませんので、その点は念頭に置いてください。
渡航前に予約
ほとんどの人が渡航前にレンタカーの予約をすると思います。どの予約サイトを使用するかによって異なると思いますが、ハワイの場合は基本的にはパスポートの名前を使って予約するのが一般的でしょう。
ちなみに僕はここで車を探しました。
現地カウンターで
提出したのは
- パスポート(旧姓)
- 日本の運転免許証(新姓)
- メインドライバー(予約者)のクレジットカード(新姓)
の3つです。対応してくれる人は日本人ではないので、日本の運転免許証とパスポートの名字が異なることには気が付きません。しかし、パスポートとクレジットカードの名字が違うことには気が付きます。
そして求められたのが「新姓のIDでローマ字表記されているもの」です。そこで活躍したのが国際免許証(新姓)!
国際免許証は持っていくこと
ハワイでは国際免許証は必要ないとされていますが、レンタカーの予約サイトなどでは念のため申請・持参することが推奨されています。事故った場合、地元警察は日本語で書かれた運転免許証を理解できないので国際免許証の提出を求められる、という理由のようです。
今回のようにパスポートと免許、クレジットカードの名前がちぐはぐの場合は必ず持っていきましょう!
ちなみに・・・国際免許証に旧姓は記載されない
国際免許証は、日本の運転免許証に準じて作られるので、日本の免許証が新姓だった場合(表面が旧姓で、裏に新姓が書いてある場合も)は国際免許証もやはり新姓となり、旧姓の表記はどこにも出てきません。
ちなみに国際免許証を申請する際、窓口で対応してくれた警察官にパスポートが旧姓だが大丈夫か確認したところ、万が一何かあったら口頭で説明せよ、ということでした。
まとめ
- パスポート、運転免許証、クレジットカード、どれか一つでも新姓に変更したら全部新姓に変更すること。
- 全部新姓、または全部旧姓なら問題ない(ただし旅券法第10条があることはお忘れなく)
- クレジットカードとパスポートの名前が異なる場合は、クレジットカードの名前を証明する別のIDを用意する。(僕の場合は国際免許証でした)