学歴別・男女別初任給まとめ、過去10年間の推移

今年度も1ヶ月終わりいよいよ5月突入!新卒の皆さんは初任給を手にし、どう使うのか考えてる頃でしょう。入社前に会社概要等である程度いくらくらいもらえるのかは知っているはずですが、一般的な額と比べて多いのか、少ないのかは気になるところだと思います。

ここでは、学歴別と男女別で過去10年間の初任給平均を見ていきたいと思います。

男性の平均初任給

厚生労働省がまとめている統計一覧、賃金構造基本統計調査(初任給)によると、男性の平均初任給は平成19年から28年まで以下のようになります。

  大学院卒 大学卒 短大卒 高校卒
平成19年 224.6 198.8 171.2 158.8
平成20年 226.2 201.3 171.6 160.0
平成21年 228.6 201.4 175.8 160.8
平成22年 224.5 200.3 173.6 160.7
平成23年 233.9 205.0 175.5 159.4
平成24年 225.6 201.8 173.0 160.1
平成25年 227.7 200.2 174.2 158.9
平成26年 227.7 202.9 176.1 161.3
平成27年 228.5 204.5 177.3 163.4
平成28年 231.7 205.9 179.7 163.5

*高専卒は短大卒に含まれます。

平成29年の統計はまだ発表されていません。前年割れしている年もありますが、ここ10年では約7~8千円、増えていますね。

女性の平均初任給

男性と同じく、賃金構造基本統計調査(初任給)によると、女性の平均初任給は平成19年から28年まで以下のようになります。

  大学院卒 大学卒 短大卒 高校卒
平成19年 226.7 191.4 166.9 150.8
平成20年 223.6 194.6 168.6 154.3
平成21年 227.1 194.9 171.7 153.0
平成22年 221.2 193.5 168.2 153.2
平成23年 237.3 197.9 170.5 151.8
平成24年 228.4 196.5 168.4 153.6
平成25年 230.0 195.1 171.2 151.3
平成26年 230.7 197.2 172.8 154.2
平成27年 228.5 198.8 174.6 156.2
平成28年 229.7 200.0 175.2 157.2

*高専卒は短大卒に含まれます。

平成29年の統計はまだ発表されていません。大学院卒はここ10年で3千円しかアップしていませんが、それ以外は約7千円増えています。

男性に比べると全体的に若干低くなっています。



平成28年産業別初任給

平成28年の初任給を産業別でも見ていきたいと思います。

男性の場合、大学院卒では「鉱業、採石業、砂利採取業」の平均初任給が250.3千円と最も高く、稼いでいそうな「情報通信業」は238.4千円で次点となっています。大学卒でもこの2つの産業がトップ2ですが、短大卒になると最も稼いでいるのは「情報通信業」、高卒になると「建設業」となります。

女性の場合も同じく、大学院卒では「鉱業、採石業、砂利採取業」の平均初任給が252.5千円と最も高く、「情報通信業」は238.6千円で次点となっています。

学歴別でまとめると女性の方が初任給平均が低かったですが、産業で見るとトップ2の「鉱業、採石業、砂利採取業」と「情報通信業」では女性の方が若干上回っています。

平均的な昇給額

初任給も気になりますが、昇級のスピードも気になるところ。転職エージェンシーの大手・リクルートが調べたところによると、

  • 中小企業の昇給率は、一般的に「1.45%」程度が相場
  • 中小企業の10年後の昇給率に関しては、一般的に「120%」前後

なので、20万円の給料を受け取っている場合の具体的な昇給額は約3千円、10年後の給料は約25万円くらいになる計算です。

また、経団連が2015年に行った調査では、大企業の昇給率は「2.59%」であり、中小企業の相場に比べて約2倍となっています。20万円の給料を受け取っている場合の具体的な昇給額は約5千円となります。

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