プレイしたことがない人でも十中八九オープニグメロディーを口ずさめる大人気ゲーム、ドラゴンクエスト。記念すべき初のリリースから時を経ること31年。ドラクエ11が7月29日に発売することが明らかになりましたっ!
ここではドラクエの過去31年間の歴史を振り返りつつ、その時の世界情勢などもみてセンチメンタルな気分に浸ろうと思います。
ドラゴンクエスト1 1986年5月27日
今から約31年前、当時エニックス(現:スクエア・エニックス)から発売された記念すべきドラクエシリーズ第1本目。プレー機種はファミコン。それまでマリオに代表されるアクションゲームの流れの中で、RPG(ロールプレイングゲーム)を定着させることに成功。キャッチコピーは「今、新しい伝説が生まれようとしている」。これ聞いただけですげーワクワクする。
1作目では仲間はおらず、ロトの血を引く勇者1人で竜王にさらわれたローラ姫を助けに向かう。東に何歩、北に何歩、とかいう宝物のありかをティシュ箱の裏に書いて一生懸命プレーした思い出。
新作のドラクエ11では、「ふっかつのじゅもん」が復活するという情報も出ていますね。
ふっかつのじゅもんとは・・・
中断するときは、ラダトーム王に話しかけることによって画面に表示される「復活の呪文」と呼ばれるひらがな20文字のパスワードを書き留め、次回ゲームを開始するときに画面にパスワードを正しく入力すれば、中断したところから冒険を再開することができる。ただしパスワードを1字でも間違えるとゲームを再開することはできない。(引用 ウィキぺディア)
ドラゴンクエスト2悪霊の神々 1987年1月26日
プレー機種はまだファミコン。リリースがドラクエ1から1年足らずという点から見ても、いかにドラクエが人気だったかわかると思います。このころには既に「ドラクエ現象」なる言葉も言われ始めていました。
やはりロトの血を引く勇者ですが、血を引いているのが3人に増えて、パーティーで立ち向かうという基本設定が出来上がっています。女の子は攻撃力が若干劣るなど、キャラクターに合わせた成長の仕方に感動。キャッチコピーは「勇者の伝説が再びよみがえる」。
ドラクエのキャラクターデザインは全作にわたりドラゴンボールでお馴染みの鳥山明さんが担当。ドラゴンボールで見慣れているのか、どのキャラクターを見てもとても親近感が湧きます。
ドラゴンクエスト3そして伝説へ・・・1988年2月10日
前作から1年で再び新作を出してくるとは、今考えればものすごい勢いです。
ルイーダの酒場で仲間を作り、初めから最大4人のパーティーを組んで冒険に出ます。概ね勇者、戦士、武闘家、僧侶または魔法使いだったと思いますが、プレイヤーが自由に選べました。レベル20に達すると転職できるシステム。なれるものなら自分も遊び人に転職したい。
呪文も前作から約3倍の60種類になり、系統づけられたのも本作からですね。
この年、青函トンネルが開通、東京ドームが完成、東北新幹線、上越新幹線の開通など大きな工事が竣工。となりのトトロが公開。カラオケボックスが本格的に定着。時代を感じます。
ドラゴンクエスト4導かれし者たち 1990年2月11日
前作から2年のブランクを経て発売となっており、より大勢で冒険を進めるため「馬車」が導入されています。
記憶が曖昧でしたが作戦コマンドも本作から導入されたようです。仲間がプレイヤーの指示通りの攻撃や魔法を使う「めいれいさせろ」が一般的だと思いますが、このコマンドが追加されたのは後のシリーズ作品。「ガンガンいこうぜ」をやると、だいたい皆死んでしまうし、「いのちだいじに」にすると、回復してばっかりで全然攻撃しないしで、割と使い方がわからなかった。。
この年はバブル景気最後の年。アニメ「ちびまる子ちゃん」の放送が開始され、その年の流行語になる。北九州の八幡製鉄所跡地にスペースワールドが開業。サンリオピューロランドも開業。
ドラゴンクエスト5天空の花嫁 1992年9月27日
前作からは2年半年の期間を経て発売。キャッチコピーは「愛がある、冒険がある、人生がある」。このフレーズ通り、これまでのドラクエにはなかった主人公の少年時代、青年時代、結婚、家族になるという人生の流れがあります。そもそも冒険の幕開けは囚われの姫を助けるとか、世界を救うとかではなく、母親を見つけるための旅。ドラクエ5の根底にあるのは家族なのですね。
花嫁候補は強気で活発なビアンカと、おっとり優しいフローラ。2人から選べるなんて今考えればめちゃくちゃ羨ましい。
前作から導入された馬車システムは本作でも継続。ただモンスターを仲間として加えられる新機能が追加。
ドラゴンクエスト6幻の大地 1995年12月9日
スーファミでのプレイ。パラレルワールドと何度も行き来するのが特徴です。世界地図の機能が増えて、まだ行ってないところがグレーで表示されるなど、冒険の達成度合いがなんとなくわかるとともに、地図があるだけで冒険感が増したような気がしてました。
空飛ぶベッドやペガサスなど、乗り物が結構充実していたように思います。
ドラクエで一番怖いのは冒険の書(データ)が消えること。スーファミを起動させた時に、呪われるBGMが流れるとデータが消えたっていうことで、このメロディーはトラウマ級。
この年はMicrosoftのwindows95が発売。巷にはコギャルが出現。オウム真理教による地下鉄サリン事件が起き、全日空857便がハイジャック。阪神淡路大震災に加え、どことなく社会治安が不安定な年だったということで、この年の漢字は「震」。
ドラゴンクエスト7エデンの戦士たち 2000年8月26日
ここからはプレステになります。
テレビCMではスマップが起用され、プレーに夢中になるあまり仕事に出てこなくなった香取くんの部屋まで他の4人が押しかけるというストーリー。当時大学生だった僕も授業サボって石版集めてました。
ドラゴンクエスト8空と海と大地と呪われし姫君 2004年11月27日
プレー機種はプレステ2。スクウェア・エニックスとして初めてのドラクエ作品。キャッチコピーは「見渡す限りの世界がある」。毎回毎回いいキャッチコピーをつけるなぁと関心します。
これまでキャラクターは2頭身で描かれていましたが、ここからアニメ風でより人間に近い形となっています。ドラクエ感がなくなったと揶揄されることもしばしばでしたがそれでもドラクエは強し。
ドラゴンクエスト9星空の守り人 2009年7月11日
ニンテンドーDS用のソフト。キャッチコピーは「そして、僕たちは天使と呼ばれていた」。このキャッチコピーは一見するとむむ?って感じが否めないけど、プレーするとなんとなくわかる。
それまでのドラクエシリーズで最も売れた作品。2009年の国内でのゲームソフトの中でもっとも出荷の多いタイトルになっています。髪型や顔をプレイヤーが自由に設定できる新システムが採用。
この年は「草食系男子」が流行語となる。SMAPの草彅くんがわいせつ罪で逮捕されたのもこの年でした。
ドラゴンクエスト10目覚めし五つの種族オンライン 2012年8月2日
オンラインになって、若干ハードルが上がってしまった感があり、僕自身はプレーしていません。後に発売された追加ディスク ver. 2『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン』や ver.3『ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン』で新たなストーリーが出現します。プレーしてみれば絶対に楽しいんだろうけど、初期の頃のシンプルなスタイルが恋しい。。
この年は東京スカイツリーが開業。もう4年も経つんですね。
ドラゴンクエスト11過ぎ去りし時を求めて 2017年7月29日
そして4年の時を経てリリースされる最新作。副題の「過ぎ去りし時を求めて」が妙にセンチメンタルな気分にさせてくれる。悪魔の子と呼ばれ追われる運命を背負った勇者の冒険。
音楽もキャラクターデザインもこれまで通りで安心です。懐かしさと新しさを兼ね備えているようで、期待大!
最後にドラクエ好きにはたまらないスライム型目薬を紹介しておきますっ。ネットでも結構話題になっていて、欲しいけどどこにも売ってない!という声がありロート製薬が増産までした目薬。よくわからないけどめっちゃ効き目ありそうw