5月23日テレビ朝日の番組「林修の今でしょ!」で男性脳と女性脳の違いをいくつかの項目に分けて解説していました。男性と女性の脳は違う、ということは以前から広く知られていたと思います。男性は論理的な考え方が得意で、女性は言語学習が得意、というのは有名な話ですよね。この番組では10項目について、どちらの脳がより優れているのかということを解説していました。
男性脳 vs 女性脳
- 色彩感覚が優秀なのは 女性
- 嗅覚が優秀なのは 女性
- 味覚が優秀なのは 女性
- ダイエットが成功するのは 男性
- 人をやる気にさせるのは 女性
- 記憶力がいいのは 女性
- 他人の不幸を喜ぶのは 男性
- 詐欺にかかりにくいのは 男性
- 気持ちの切り替えが早いのは 女性
- 細かい気配りが上手なのは 女性
色彩感覚や嗅覚、味覚が女性の方が優れているのは、「子育て」という一大仕事を歴史的に女性が行なってきたからであろうことはなんとなくわかる気がします。
後半の4つについて番組ではどのように解説していたかも書いておきます。
他人の不幸を喜ぶのは 男性
2006年、イギリス、ロンドン大学で他人の不幸に対する脳内の反応を調べるため、ある人物に苦痛を与え、その様子を被験者に見せる、という実験が行われた。
この人物が好感を持つ相手だった場合、男女ともに同情や共感を司る前帯状皮質が反応。この人物が嫌いな相手だった場合、男性は喜びや嬉しさを司る側坐核が反応、女性はわずかならがに前帯状皮質が反応。
女性は男性より相手の不幸に共感する能力が高いと言える。
詐欺にかかりにくいのは 男性
カナダ、マギル大学の研究によると脳内のホルモンであるセロトニン(通称:幸せホルモン、脳に安心感を与えるホルモン物質で気分を安定させる)は男性の方が女性に比べ52%多い。つまり、男性は詐欺にあっても動揺しないので冷静な判断ができる
気持ちの切り替えが早いのは 女性
脳内のストレスホルモン、コルチゾールの分泌量が関係している。
男性はストレスを感じるた時に分泌されるコルチゾールの分泌量が女性よりも多い。コルチゾールは血圧や心拍数を上げ、すぐに活動できるようになるという利点がある。狩りに出る男にとってはすぐに戦闘態勢に入れるコルチゾールは非常に大切なのだが、副作用として気持ちを切り替えにくくなる。
2016年度の自殺者のうち、69%が男性となっている。
コルチゾールの分泌を抑え、気持ちを切り替える一番いい方法は睡眠。1日約7.5時間の睡眠をとると良い。
細かい気配りが上手なのは 女性
アメリカ、ペンシルベニア大学の研究により明らかになったのは、休憩中、男性の脳は全体の30%が活動状態にあるのに対し、女性は90%が活動状態にあるということ。これは女性が歴史的に子育てや料理を並行して行う必要があったためと考えられる。
また、女性の第6感が優れているとされるのは、無意識のうちに周囲の情報を集め、受け取り、感じ取っているものと考えられる。
まとめ
今回挙げられた10項目では女性のほうが優秀そうに思えますが、どちらの脳にしても長所、短所があります。そこを補い合う姿勢が大切ですね。