ジブリ「耳をすませば」と言えば、バイオリン製作者になりたい天沢聖司くんと、小説家になりたい月島雫ちゃんのリア充ぶりがたまらない青春きらめく作品。今日は「耳をすませば」が大好きな非リアが、「耳をすませば」についていろんな角度から書き出すよっ!
あらすじ
大部分の人が見たことあると思うから今更説明する必要もないんだけど、やっぱりあらすじにはさらっと触れておくよ。ちなみに原作は今もたくさんの小学生の女の子たちが読んでいる「りぼん」に1989年に連載されてるみたい(wikipedia参照)。
==========
図書館カードに名前を見つけて以来、見ず知らずの聖司が気になっていた雫は、ひょんなことから聖司が同じ学校の同じ学年にいると知る。そして出会いは突然訪れる。最初の印象こそ良くなかったものの、ひたむきに自分の夢に向かって進もうとする聖司に、やがて雫は惹かれていく。聖司に負けじと、雫は小説を書くことを決意。
中学卒業を待たず、夢であるバイオリン職人の第一歩としてイタリアに旅立った聖司。その間に雫はなんとか小説を書き終える。自分の未熟さを痛感した雫は、もっと勉強するために高校への進学を決める。
そんな折、一時帰国した聖司は雫に会いに行き、一人前のバイオリン職人になったら結婚しようと告白、雫は頷く。
==========
あまりのリア充っぷりに、放送終了後は「この2人に比べて自分はどうよ…」と虚しさを覚え、鬱っぽくなる視聴者が続出する。実際あらすじ書いててちょっと虚しくなったよ…。でもこのピュアな感じが大好きなんだ。中3って何でもできそうな気がしてくる。
天沢聖治の声優は今を時めくあの俳優だっ
天沢聖治くんを彼氏にしたい女子は結構いる。ジブリキャラクター人気ランキングでは、紹介するサイトごとに微妙な違いはあるものの大体トップ3くらいには入っている(ちなみに1位はもののけ姫のアシタカ)。
声優はなんと今を時めくあの、高橋一生さん、パチパチパチパチ!声変りする前の作品だから、今の高橋一生さんと聞き比べてみても全く分からない。そういう点でも超貴重な作品なんだ。
ちなみに高橋一生さんは2017年上半期ブレイク俳優ランキングにおいてぶっちぎりで1位を獲得。というのも最近は「シン・ゴジラ」とか連ドラ「カルテット」でその塩顔にはまる女性たちが急増しているらしいじゃないか。今も昔もモテ男はモテ男ということだね。
一方、月島雫ちゃんの声優は本名陽子さん。ぷりきゅあやガンダムなどに出演しているプロフェッショナル。同じジブリ作品では「おもひでぽろぽろ」の主人公・岡島タエ子〈小学5年時〉に出演している。雫ちゃんとタエ子が同じ声優さんなんてちょっとショックだ!
ほかの出演者としては、保健室の先生はコナン高山みなみさん、雫のお母さんは室井滋さんなどが出ているんだ。ジブリの声優さんはいつも豪華だなっ。
ロケ地は聖蹟桜ヶ丘
舞台になっているのは西東京の聖蹟桜ヶ丘。京王電鉄で新宿から30分くらで聖蹟桜ヶ丘駅につける。駅の電車接近メロディーは「カントリー・ロード」だ。
杉村が雫にフラれた場所のモデルとなった神社は特に必見。杉村がその後リア充になることを願うばかりだ。聖治が雫に「大好きだ!」と叫んだ丘も実在。「耳丘」と呼ばれている。彼女を自転車の後ろに乗せて「お前を乗せて坂道登るって決めたんだ」「私だって役に立ちたいんだからっ」っていう、そういうキラキラ青春リア充だったはずの中3の自分どこ。
名言たくさんあるよ
中3の淡い恋愛アニメだと思うことなかれ。耳をすませばにはたくさんの名言があるのだ。
自分よりずっとがんばってるやつに、がんばれなんて言えないもん。(by 月島雫)
進路で悶々としてる自分には、どんどん先へ行こうとする聖治にがんばれって言えない。まずは自分もがんばらなくちゃ、キリッ。
困るよ、だって、、オレ、お前が好きなんだ!(by 杉村)
杉村に片思い中の親友、夕子のために一肌脱ごうとした雫だったけどまさかの展開に。杉村は玉砕したけど、こういう青春を僕も過ごしてみたかった。。
雫、大好きだ! (by 天沢聖治)
やっぱり告白は直球どストレート。
見ると聞くとは大違いさ。でもオレはやるよ。(by 天沢聖治
イタリアに行って一時帰国したときの新たな決意表明。バイオリン職人に、俺はなる!
あわてることはない。時間をかけてしっかり磨いてください。(by 地球屋の店主)
初めての小説を書き上げた雫を褒め、ゆっくり自分を磨けばいいんだよと諭す。泣ける。
恐れることはない。遠いものは大きく、近いものは小さく見えるだけのことだ。(by バロン)
カントリーロードって実際どんなこと歌ってるの
耳をすませばはカントリーロードが大きな役割を持ってる。雫が聖治と初めて会った時、雫が作ったカントリーロードの和訳を聖治がこっそり読んで「コンクリートロードはやめたほうがいいぜ」と不敵な笑みを浮かべる。雫は「やなやつ やなやつ やなやつ」と怒りぷんぷんで廊下を歩いてく。
また雫が聖治にバイオリンを弾いてとおねだりして、聖治が弾くのもカントリーロード。
めちゃくちゃ楽しそう。
カントリーロードはもともとアメリカのフォーク歌手が1971年発表した曲だそう。
Country roads, take me home
To the place I belong
West Virginia, mountain momma
Take me home, country roads
田舎道よ 故郷まで連れていって
私が育ったあの場所に
ウェストバージニアの母なる山々に
故郷まで連れていって 田舎道よ
(参照 洋楽歌詞を和訳じゃ。すてぃまろ軒)
カントリーロード この道
ずっと行けば
あの町に続いてる
気がする カントリーロード
ウェストバージニア州で生まれ育った人が、遠く離れた場所から故郷を懐かしみ、いい思い出に浸っているような歌だ。イタリアに旅立つ聖治が歌うにはピッタリ。
見たら高い確率で憂鬱になる「耳をすませば」だけど、何度でも見たいっ。