2017年1月、北京の空気はどれくらい悪いのか現地で体感

冬になると北京の大気汚染に関するニュースが毎年報道される。あまりのひどさに現地の日本人学校では自宅待機指示で休校となったり、駐在員の家にはいくつもの空気清浄機が完備されている様子が映されます。一体どれほどのものなのか、体感したのでレポートします。

北京上空

2017年1月某日、お昼12時過ぎに北京の上空からとった写真。

一切の加工はしていません。

まもなく着陸するという時で、下のほうに地面が見えますが黄色くてよく見えないどころか、飛行機の翼の先も見えません。

 

※パソコンに詳しくないので理由はわかりませんがパソコンよりもスマホで見たほうがより黄色くなります。

北京のPM2.5指数

日本で大気汚染情報をチェックしていたのですがPM2.5のAQIは200で「非常に健康に悪い」。(AQI=Air Quality Index、空気の質を表す指標)(参照:aqicn.org)

同日同時刻における日本のAQIはほとんどの地域で50未満。東京の一部地域では若干高い数値(122)が出ている。

天候によってもずいぶんと数字は上下します。同日午後には雪が降り始め、そのころには北京でも数値は150まで減少。風が吹くと、PM2.5吹き飛ばしてくれるので数値は劇的に下がりますが今回の滞在ではほとんど風が吹かず、ほぼ150~250をふらふらしてました。

AQIは6段階

AQI レベル 詳細
0~50 Good (良い) 空気は良好
51~100 Moderate (中程度) 許容範囲。敏感な人の一部は健康に影響が出る可能性がある。
101~150 Unhealthy for Sensitive Groups (敏感な人には有害) 敏感な人は健康に影響が出る可能性がある。
151~200 Unhealthy (有害) 誰もが健康に影響が出る可能性がある。敏感な人はより深刻な影響が出る可能性がある。
201~300 Very Unhealthy (とても有害) 誰もが健康に深刻な影響が出る可能性がある。
301~500 Hazardous (危険) 緊急事態の警告。

滞在たったの4日間でも鼻がかゆかったり咳がでる等の明らかな反応が現れました。冬になると連日のようにAQIが200近い北京での生活はだいぶしんどい、というか日本人なら無理でしょう。

訪日中国人が龍角散を大量に購入しているのをニュースで見た後、実際にスーパーで何度かそういう中国人を見かけたことがありますが、こんな空気の悪いところにいたら喉もイカれるはず。

空気が悪いうえに外は最高気温が5℃いかないので洗濯物を外に干している様子は全く見られません。

PM2.5対策マスク

今回持参したのは次の2つ。普通のマスクのように耳に引っ掛けるタイプではなく、ゴムで頭の後ろでしっかりと固定し、顔とマスクの密着度をより高めている。どこにでも売っているマスクを利用するのではなく、N95などの規格に適合したマスクを利用。

慣れていないと呼吸はしづらい。

N95マスク(Particulate Respirator Type N95)とは、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格をクリアし、認可された微粒子用マスクのこと。N95 規格とは、米国 NIOSH(National Institute of Occupational Safety and Health)が定めた9種類(後述)の基準の中で最も低いもので、「N」は耐油性が無いことを表し(Not resistant to oil)、「95」は試験粒子を 95% 以上捕集できることを表している。(出典:wikipedia)

まとめ

北京政府は一定の間、工場を停止するなどの措置をとっているものの、抜本的な解決には至っておらず、来年も再来年も冬になれば必ず大気は汚染されるはず。

1月某日の空気はAQIをコンスタントに200を超え、健康に影響が出る可能性があるレベルだった。マスクは一定の効果を期待できるものの、普段していないので呼吸が苦しく大変。

冬に北京(や中国全土)に行かれる方はPM2.5用のマスクと龍角散を忘れずに!

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